MENU

2025 中国国際航空でリーズナブルに一時帰国してみた

中国の旗艦航空会社である中国国際航空

 5月に実家のある仙台に一時帰国しましたが、リーズナブルに帰るには航空券は早めの予約が必須です。2月に探し始めましたが、なかなかこれぞというフライトがありません。ところが日本クアラルンプールを探していたら1万8000円台の航空券を発見。LCCならありそうな価格ですが、FSC=Full Service Carrierでこの価格ならお得ですね。中国国際航空(AIR CHINA)の便でした。

お得な航空券はないかな?

 諸物価高騰の折からリーズナブルに一時帰国したいのですが、譲れぬ条件があります。往路は良いが、日本で色々買出しをしたいので復路は荷物を沢山かつ安く積めるフライトです。
 一見安い LCC も荷物積み込み代がけっこう高かったりします。ところが日本→クアラルンプールのフライトで荷物積み込み代 Free のフライトがありました。しかも安い!

フライト1

 それは中国のフラッグキャリアである中国国際航空(AIR CHINA)の便。FSC=Full Service Carrier なので荷物運搬、機内食、エンタテインメントなどが料金内に入っているのに価格はLCC並みという夢のような便です。

フライト2
問題は乗り継ぎ時間が長い

 問題は北京経由なのはOKですが、乗り継ぎが21時間後で北京一泊は必須。ただ久々に北京を見物できると思えばデメリットもメリットになりますね。幸い2024年末から日本人は短期ならビザがいらなくなったので特別な手続きなしに中国入国できます。
 荷物は羽田からクアラルンプールに直で行くため北京で受け取る必要もないし、同時に予約すればターミナル至近の宿が格安で取れるのでこれに決定です。※後でこのターミナル至近の宿のため苦労します。

※ 中国国際航空は2016年スペインに行く時にも使いました。クリスマス時期のハイシーズンなのに往復で¥53000でした。
※ 中国国際航空は英名 AIR CHINA ですが CHINA AIR と言う会社もあります。こちらは台湾のフラッグキャリアである中華航空。ややこしいですね。

フライト3

 復路が先に決まりましたが、往路は買出し荷物が無いので価格だけで決定。一番安かったのがエアアジア便羽田行きですが、荷物も機内食も無しで¥23567。LCCの方が高いな。

おまけに荷物枠を買うとプラス¥12000くらいかかるみたい。

仙台まではあと何マイル?

 午後のフライトですが朝10時には家を出ます。

バス1
KLセントラル駅からエアバス
空港1
KLIA2に着きます

 GOKLバスでKLセントラル駅まで行き、15リンギッのエアバスで空港に行くのが一番リーズナブルかな。
 エアアジア便は定刻発、真ん中の座席で外も見えず、すぐ暗くなり、機内食も頼んでおらず、機内エンタテインメントも無いので機内イベントはゼロ。まあ7時間ぐらいは本でも読んでいればすぐ過ぎますね。10時半に到着です。

羽田空港
夜の羽田空港
弁当
コンビニのお弁当をいただきます

 羽田空港のコンビニでショウガ焼き弁当で夕食?夜食? ジャポニカ米のご飯と豚肉はマレーシアでは貴重だな。

寝場所
展望台がお気に入りの寝場所
夜明け
羽田空港の夜明け

 羽田空港に着いてすぐ移動すれば乗れそうな仙台行き夜行バスの運行があるようですが、なぜかこの日は運行無し。朝便で行くしかないので空港内で仮眠をとります。
 翌朝京急で品川駅に行き、山手線で東京駅へ。八重洲南口前から高速バスに乗ります。

羽田空港2
羽田空港第三ターミナル駅
バス2
仙台行き3列席バスは¥3800
サービスエリア
サービスエリアにマレー語?

 東北自動車のサービスエリア商業施設にPasar という表示。これマレー語では?
 「市場」を意味しスーパーはPasar Raya (大きな市場の意)と言います。
 日本でマレー語がポピュラーになったのかと思ったら Pa(パーキングエリア)、Sa(サービスエリア)R(リラクゼーション、レスト)を組み合わせた造語だとか。

雪
まだ山頂には残雪がある東北地方
仙台
仙台駅前到着です

実家で毎日自転車です

 実家にいる間は特別にやる事は無いので自転車で走り回っていました。この自転車は20年前40万円で買い、通勤に使って8万キロ(地球2周の距離)も走っています。
 これを使ってマレーシアで使う物の買出しを行います。結果21キロほど買い込みました。
 またレポートします。

自転車
歴戦の自転車です

 今回のお買物のメインは眼鏡。ちょっと合わなくなってきたのでレンズ交換をしました。マレーシアにも眼鏡屋はありますが、レンズは日本や韓国からの輸入が多く高いと聞きます。
 あとは食品・雑貨でクアラルンプールでも買えるものは多いのですが日本の2倍します。

眼鏡屋
台湾なら店があるそうです
業スー
クアラルンプールにもある業スー

 日本は米が暴騰中らしですが確かに高い。住んでいた頃は一番安いクラスだと5キロあたり¥1500ぐらいのもありましたが、今は倍以上です。マレーシアではジャポニカ種は¥1000くらい。

米
一番安くてこの価格
田植え
農家の皆さん増産願います

マレーシアにもどります

 マレーシアに帰る日が近づきます。帰りの便は羽田空港を16:00発。仙台→羽田空港行きの高速バスもありますが、朝一番の便でも着くのは14:00ちょっと前。ちょうどピッタリなのですが、渋滞でもあったら飛行機を乗り逃がす可能性があるので怖くて使えません。新幹線なら選択肢は多いのですが¥1万円以上はするので没。余裕を持って夜行バスで行くことにします。

バス3
夜行バス・ナイトライナー

 仙台発・東京駅着の高速バスをチェックすると格安の便がありました。4列シートですが¥3000と新幹線の3割以下の価格。
 実際乗ってみると4列シートは狭く、隣が肉親・友人でもなければちょつと抵抗がある距離。幸いガラスキで隣席はカラだったので結果オーライ(死語?)でした。

バス4
4列シートはさすがに狭い

 東京駅には朝の5:30着。フライト時間までだいぶありますが予定があります。
予定① 東京でマレーシア料理を食べよう
 日本で食べられるマレーシア料理はどんなものか。馬喰町に朝7:00からやっているマレーシア料理店があるので行ってみましたがなかなか良かった。またレポートします。
予定② 浅草に行ってみよう
 行ったことはありますが30年近く前で忘却のかなた。最近外国人観光客が多いというので興味があります。『トラベルダイアリートラタロウ』でレポート予定。

マレーシア料理
名前も素敵なマレーシア料理店
浅草寺
外国人観光客が集う浅草寺の境内

 お昼もすぎましたので、そろそろ空港へ。荷物を預けた東京駅を経由して品川駅で京急に乗り換え。羽田空港までノンストップの「快急」という列車に乗ったら十数分で着いてしまった。

京急
カートを牽いてるのに階段が
でも左手にエスカレーターあるます
フライト3
中国国際航空の便

 安いのに FSC=Full Service Carrier なので機内食が出るのはうれしい。CAさんが「Chicken or Pork」と選択を尋ねてきます。「えっ!ポークって言った? 豚肉でるの?」。豚肉を忌避するムスリム(イスラム教徒)に配慮して機内食でポークは使わないのが普通。中国の国内線では出たことがありますが、国際線では初めてかな。いろんな意味で中国すごいな。

機内食1
豚肉とご飯、美味しい

 中国にもイスラム教徒(回教徒)はいます。イスラム教徒用のレストランも多くて「清真」と書いてあるのが特徴。
 これは「汚れがない」という意味で、ハラール(イスラム教徒が飲食可)ということです。店の色もイスラム教徒が良しとする「緑色」が使われていたりしますね。

ハラール
北京のハラール食堂
北京空港1
北京首都国際空港に着陸

 北京で一泊ですが予約した宿は¥3500と安く、しかも第一ターミナルから徒歩300m。
 日本からのフライトは第三ターミナルに着くので、ターミナル間を周るシャトルバスで第一Tまで行けば楽勝、と思っていた時もありました。
 ところが日本でシャトルバス情報をチェックしたら第一ターミナルは閉鎖中とか。北京大興国際空港ができた影響かな?

宿
市内の宿は高いが、ここは超安

 現地に着いてみるとシャトルバスは第三Tと第二Tを結ぶ物だけで、第一Tに行く物はありません。第二Tと第一Tは歩ける距離と聞いているので、とりあえず第二ターミナルへ。これはシャトルバスで10分以上かかります。
 第二Tで第一ターミナルへの道を尋ねるため空港職員に「ターミナルワン」と聞くも全然通じません。そうだ、中国って英語全然通じない国だった。空港職員なら「ターミナルワン」で通じるかと思ったらダメでした。しかし日本人には筆談という秘技があるのです。「1号航站楼」と書いて見せれば一発で解決。徒歩10分で第一ターミナル着、さらに徒歩5分でお宿発見です。なんだかんだで1時間以上かかりました。
 ちなみに中国語は発音が難しく、ニーハオ、ドゥーシャオチェン(多少銭、いくら)ぐらいは通じますが、少し長かったり、発音が難しい単語だと全然通じません。筆談が最強です。

第一ターミナル
第一ターミナルへの道を発見
宿2
お宿も発見

 第二ターミナルのファミマで買った食料で夜食。おにぎりは芝士(チーズ)火腿(ハム)サンドイッチ(三明治)は日本式煮卵です。1991年(平成3))に初めて中国に行った時は1元が(¥26)。コーラがその時は0.9元(¥23)、今回は3.5元(¥70)でした。
 昔は物価が安かった中国ですが、もうマレーシアと同じか高い感じです。

宿3
離発着音が子守歌の部屋
夜食
25元(¥500)でした

 翌日の午前中は8年ぶりの北京観光。中心部にある商業施設街の大柵欄を散策します。
昔風に作られて店を除き、名物炸醤麺(ジャージャー麵)をいただき、探していたサンザシのお菓子を買いました。
 また『トラベルダイアリートラタロウ』でレポートの予定です。

大柵欄
昔風の繁華街大柵欄
ジャージャー麵
あちらこちらに炸醤麺の店

 クアラルンプール行きのフライトは16:20ですが、北京の空港のセキュリティチェックは厳しく、かなり時間がかかる場合もあるとか。
 早めに戻って手続きするのが無難。すいていたのでさほど時間はかかりませんでしたが、カメラの予備バッテリーを没収されかけて冷や汗です。

北京空港2
城門がある第三ターミナル

 クアラルンプール行きの中国国際航空便は定刻発。トドゥン姿のムスリム女性客もいます。
さすがにこのフライトでは機内食にポークは出ませんでした。

フライト5
KLまでは7時間
機内食2
機内食は魚フライ

 KLIA(クアラルンプール国際空港)が近くなり、飛行機が高度を落とし始めると眼下に大都市の夜景。これってクアラルンプール中心部? 右下の細長いビルはムルデカ118 ? と思いましたが、海岸線らしき物がみえるので違いますね。

夜景
KL中心部かと思ったが…

 今回の移動費だけ計算してみると
・往路航空券…¥23567
・復路航空券…¥18421
・KL/KLIA往復…¥1640
・東京・仙台内交通費…¥1020
・東京・仙台往復…¥6800
 計 ¥51470
・北京宿泊費¥3500を入れると計¥54978
※食費・東京と北京での遊興費は含めず
ちなみに前回は¥54392、前々回は¥53780かかりました。

 前回の一時帰国の様子はこちら
 2024 スクートでリーズナブルに一時帰国してみた に移動します

帰ってきた
また帰ってきました

 23:00 KLIA1に着きました。KLセントラル駅までの空港バスはありますが、駅に着いてもLRTやバスは終わっているかな。夜道を歩いて帰るのも物騒なので、空港で朝まで仮眠。翌朝家路につきます。「家に帰るまでが一時帰国です」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『KLダイアリートラタロウ』お読みいただきありがとうございます。
姉妹ブログとして旅行と海外食生活をテーマにした『トラベルダイアリートラタロウ』https://tabivoyagetrip.blog/ もありますので、よろしければご覧ください。

コメント

コメントする

目次