市内・郊外といたる所にショッピングモールがある「モール天国クアラルンプール」です。その中でも間違いなくベスト3に入るのがサンウェイ・ピラミッドモール。店舗数800越えの大規模モールというだけでなく、その外見や周辺施設まで特徴的。KLの MUST GO モールを紹介してみます。
ピラミッドモールへの行き方は?
ピラミッドモールはKLの南西15Kmほどに位置します。車で来ることを前提にしているのか公共交通機関でのアクセスは少し不便。
①KTM(マレーシア国鉄)利用…KTMポートクラン線Setia Jaya駅下車。BRTに乗り換え2つ目のSunway Lagoon下車。※KTMはあまり便数が多くありません。
②LRTクラナ・ジャヤ線利用…USJ7駅下車。BRTに乗り換え4つ目のSunway Lagoon駅下車。LRTの便数は多いのですが、だいぶ大回りになります。マスジット・ジャメ駅から18駅目。
※ BRTはバスですが専用高架道路を使うため渋滞はありません。
※ Sunway Lagoon駅はテーマパークの入り口で、モールへは徒歩10分ほどかかります。


最近市内バスの利用に凝っているトラタロウはバス路線を調べてみます。するとパサースニ駅バスターミナルからの便があるではありませんか。
とある平日のラッシュ時間帯の終わりにバスで出かけました。バスは連邦高速道をスイスイ進み、これなら30分くらいで着きそう。と思ったらモール近くで渋滞。結局50分くらいかかりました。その代わりバス停からモール入口は徒歩3分です。



ベストな行き方はどれだ?
① KTMはとにかく便数が少なくてダメ。
② LRT・BRTは約70分、モール入口まで徒歩10分、片道運賃計6.2リンギッ。
③ 770番バスは最短30分だが、渋滞が読みにくい。片道運賃3リンギッ。
エジプトチックな外観です
バス停からKL側に少し戻るとモールの入り口。巨大ライオン像の後ろにピラミッドです。

巨大ライオン像の下がモールの入口。エントランスもエジプトチックです。


古代エジプト神殿風の円柱があります。なぜ古代エジプトか? 特にマレーシアやサンウェイ・グループとの関連は無いでしょう。見た目のインパクトを求めただけ。ちなみにモール全館がエジプトチックではなく、エントランスとそれに続く吹き抜けだけです。


ピラミッドモール以上にエジプトチックなのが、ラスベガスにあるルクソールホテル。巨大なピラミッド型で巨大スフィンクスがあります。ルクソールはナイル河中流域にある古代エジプト王国の都。ツタンカーメン王墓が発見された王家の谷があります。


買い物以外の楽しみも多い
ピラミッドモールのある一帯は Bandar Sunway ( サンウェイ都市 )と呼ばれています。モールだけでなくホテル、住宅、病院、大学などを総合的に開発するサンウェイグループ得意の手法。
特に目立つのが35万㎡という広大な敷地に7つのテーマパークを集めた総合テーマパークであるサンウェイ・ラグーナでモールからも入れます。買い物だけの場所ではありません。





モール内にも数々のアクティビティがありますが、最大の物がスケートリンク。





ボーリング場もありました。今まで何回かKL首都圏でボーリング場を見たことがありますが、なぜか利用者はほとんどマレー系。華人やインド系を見た記憶がありません。場所によるのかもしれませんが。


ピラミッドモール内のアクティビティで初めて見たのが「土木系」? 小型のパワーショベルというかユンボとゆうか(区別がつきません)が置いてあり、バスケットの下には砂場。操縦して穴を掘るみたいです。
この世には重機が好きな人達がいると聞きますが、そんなに需要があるのかな?

日本食店多いのです
モールでの楽しみのひとつが飲食。どのモールにも日本食店があるクアラルンプールですが、ピラミッドモールは特に多い感じ。日系企業だけでなく現地資本の日本食店も多い。




東アジア~東南アジア諸国のパン屋は日本の影響を濃く受けています。マレーシアも同様で KOMUGI グループはKLでマレーシア人が創業しましたが、味は日本のパンとほぼ同じです。


回転寿司・お持ち帰り寿司はマレーシアには日本の大手は進出していません(スシローがスリアKLCCにあるくらい)。一番目立つのが海外店舗数が業界最大の元気寿司です。
でも現地資本の寿司チェーンは多くマレーシア独自の創作寿司を披露。特にお持ち帰りのEMPIRE SUSHI は日本人の想像を超えるようなネタを提供しています。寿司とはこんなにも範囲が広いのですね。


抹茶スイーツもそれなりに広まっています。この店はシンガポールやインドネシアにも展開している現地資本。


イスラム教国のマレーシアでは豚肉食品販売は微妙な問題。トンカツも鶏カツに置き換える店が多いですが、ここはトンカツ専門店。ピラミッドモールは客層が華人多めなのでしょう。




飲食店以外にもダイソー、無印良品、サンリオ、ユニクロなどもあります。
その他の気になるお店
KLのスーパーは高級系と大衆系に分かれますが、モールに入るのは多くは高級系。ヴィレッジ・グロッサーやジャヤ・グロッサーが多いかな。


中国発祥の麻辣湯(マーラータン)屋・楊国福もありました。最近KLではこの店に触発されたマーラータン店が増えています。麺と具材を自分で選び辛いスープで仕上げてもらう麺屋。


マレーシア名物の金属加工品ピューターのお店。孫悟空や関羽など華人好みのキャラに加工されていた。
ピューターの原料が錫(すず)で、この鉱脈がクラン川で発見されたことが都市クアラルンプールの始まりとなります。


中国菓子・スナック・乾果などの専門店あり。日本人には食べなれない中国独特のスパイス・香料が使われているので、美味いとは言えない物が多いです。ただ山査子(サンザシ)加工品は甘酸っぱくてオススメ。


平日の午前中に来たので、さまで混んではいませんでした。客層は華人とマレー系で、華人が多めという感じ。
サンウェイ・グループ自体が華人系で、同系列のサンウェイ・ヴェロシティモールには、ほとんど中国という飲食店街があったりします。
限りなく中国!ヴェロシティモール南京街に行ってみた に移動します。


帰りのバスはライオン像の東側にある高架歩道を渡った反対車線にあります。渋滞を避けられる時間帯なら、バスが一番便利かも。

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