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2026 クアラルンプールの春節を感じてみた

赤い服でみかんを食べると縁起が良いのかな

 春節は中国起源のお正月です。日本は正月を新暦(西暦)に変えてしまいましたが、中国やその影響が強い東南アジア諸国・韓国などでは未だに旧暦で祝います。今年は2/17が春節で1ヶ月前ぐらいから街はお正月モードに入りました。華人人口が4割ほどもいるクアラルンプールでは特に盛り上がります。KLの春節風景をレポートしてみました。

※ 以前の様子はこちら
  2024 クアラルンプールの春節を感じてみた に移動します。

街が赤く染まる春節の飾りです

 クアラルンプールのあちらこちらに華人のコミュニティがありますが、KL北西部のクポンバルもそのひとつ。土日に開かれる朝市には大勢の華人が買い物に訪れます。春節の前には様々な飾りが売り出される場所。

飾り1
大小の提灯・ランタンがぶらさがる

 春節飾りはとにかく赤い。赤は邪気や魔を払うパワーを持ち、幸運や繁栄のシンボルなのです。

飾り2
今年の干支・馬の飾り
飾り3
ヒョウタンもめでたい物かな?

 赤地に金でおめでたい文言が書かれた飾りが人気。春聯(しゅんれん)と呼ばれる物ですが、7文字で対になる対聯(たいれん)もあります。

飾り4
表意文字なので意味はなんとなく分かる
飾り5
7文字だと難しいです

 うま年なので馬が飾りにも多用されています。

飾り5
財神も騎馬で登場
飾り6
これはDIY店の飾り
飾り7
パイナップルもおめでたい祝物
飾り8
華人街には赤い提灯
飾り9
モールの入り口
飾り10
高級モールにも春節電飾

縁起物も販売されます

 干支の絵やおめでたい文言が書かれた赤い封筒は紅包(ホンバン、アンパオ)と呼ばれるお年玉袋。日本と違うのは額は少ないがお世話になった人に幅広く渡されます。この時期は商店でもサービスで袋をくれたりしますが、トラタロウも中国人だと思われたのかもらいました。

縁起物1
今年の紅包販売中
縁起物2
12リンギッお買い上げで
紅包袋プレゼント
線香類1
何やら臨時販売テント
線香類2
お香・線香類みたい
ヒョウタン
生のヒョウタンもあります
カボチャ
カボチャも縁起物?

おめでたい食べ物

 日本でもおせち料理があるように春節でもおめでたい食べ物があります。

イーサン1
けっこう高いこれは何?
イーサン2
こちらは簡易版セットかな

 近年は寿司の普及でありになりましたが、昔は生の魚はほとんど食べなかったでしょう。例外は魚生(イーサン、Yee Sang)という春節の風習。刺身(ほとんどサーモン)と野菜・薬味を混ぜた物。大勢で混ぜ、持ち上げ、落としてから食べるというマレーシア華人社会独特の風習です。

イーサン3
テーブルを汚した方が良いとか

 春節の時期のみの独特のお菓子が年糕(ニェンガオ)。米粉と砂糖で作る蒸し菓子ですが、スーパーなどで売られる簡易版とバナナの葉を器に長時間蒸して作る伝統版があります。

ニェンガオ1
元宝形の簡易版
ニェンガオ2
伝統版はけっこう高い

 中国語でみかんを意味する「桔」「吉」と同じ音なのでおめでたい食品の代表。様々なみかんが販売されますが、正直言って日本のみかんの足元にも寄れない味。そのなかで柚子と呼ばれるポメロの一種は美味しい。実だけでなく皮も砂糖煮にすることもできますがマレーシア人は作らないのかな。

みかん1
春節用のみかん
みかん2
ポメロは美味しいけど高い

 春節の贈り物セットが売られますが、中身はだいたい食べ物。高級セットはツバメの巣、アワビ、ナマコ、酒はVSOPと高い食物を組み合わせています。

つめあ
高級食材詰め合わせ
むし
色鮮やかな蒸し菓子

各種催し物

財神1
催し物のご案内

 春節期間中にモールなどでは関連する催し物が行われます。その中で???なのが財神(cái shén)。英語表記だと God of Prosperity は中国文化圏の福の神で、旧暦正月5日にやってくるとか。金運・財運をもたらし、商売繁盛、招福と中国人好みですね。
 新年歌という春節の歌のジャンルがありまして『財神到』『財神老爺下凡了』など財神の歌も多いのです。YouTube などで聴けますが楽しい歌が多くてオススメ。

財神2
着ぐるみ財神が多い
財神3
たまにリアル財神あり

 春節にお菓子にふさわしいのがアンクークエ (Ang Ku Kueh 紅亀粿)。亀の甲羅を模した長寿を表す縁起菓子。色とりどりの蒸し餅で、中に小豆・緑豆・カヤ(ヤシ砂糖)などの餡が入っています。春節時だけでなく年がら年中売られていますけど。このような中華菓子を作ろう体験教室も開かれます。

亀菓子1
みんなで亀菓子作りの図
亀菓子2
こちらは体験教室
ライオン1
スリアKLCCのアクロバティック・ライオンダンス

 日本の獅子舞のルーツはもちろん中国。獅子舞は中国~東南アジアで独自の発展を遂げますが、マレーシアではクンフーなど中国武術の影響を受け、高いポールの上でライオンが演舞をするアクロバテック・ライオンダンスが生まれました。春節時期はモールなどで演舞が見られます。

ライオン2
組み立て式のポールです
ライオン3
ポールの上で踊りまくるライオン

 アクロバテック・ライオンダンスは競技化されており国際大会も開かれます。演者は華人が多いですが、マレー系やインド系の参加者もたまに見かけます。

ライオン4
楽団もいます
ライオン5
最後はおめでたい文言の掛け軸を披露

 マレーシアでは春節はCNYと略されることがあります。Chinese New Year の略ですね。月の運行を軸にした旧暦で行われることから Lunar New Year という表示も時々見ますが前者の方が多い感じ。
 マレー語ではTahun Baru Cina (タフン・バル・チナ)で直訳すれば「年・新しい・中国」。マレー語は修飾語が後につくのです。

うま年1
CNYの看板
うま年2
こちらはLNYかな

 ベトナムや韓国も春節を祝います。中国起源でも自分たちの独自の文化になっているので CNY という表記を嫌い Lunar New Year を使っています。

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