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2026 独立記念日パレードを見に行ってみた

民族衣装でパレードに参加する各民族の代表です

 今年も8月31日がやって来ました。1957年のこの日にイギリス植民地だったマレーシアが独立したのです。マレー語で独立をMERDEKA(ムルデカ)と言い8月から9月半ばまでムルデカお祝いムード一色。
 各地で独立記念行事が行われますが、クアラルンプールでは行政都市プトラジャヤで国王陛下御臨席の下、大規模なパレードが行われます。今年は推定観客数8万人と報道される独立記念日パレードを見に行きました。

※ 2024年の様子はこちら
  2024 独立記念日パレードを見に行ってみた に移動します。

パレード会場への行き方は?

 会場であるプトラジャヤはクアラルンプールの南約30Kmにある行政都市で、MM2Hビザ手続き関係で行く人も多い所です。普段はKTM、バスなど複数の交通機関がありますが、この日は車か超早朝から運行しているMRTプトラジャ線しかありません。なぜなら良い場所を確保するには朝5時台には会場に着いている必要があるため。
 遅く行くとパレードの通る大通りに近づくこともできず、大量のマレーシア人を見物するはめになります。
※ 遅く行くとどうなるかはこちら
  2023 独立記念日パレードを見に行ってみた に移動します。
 

地図
この日は市内鉄道がかなり早くから
運行されています。
鉄道
朝4時に乗り、5時にプトラジャヤ駅着
シャトル
駅から会場へは無料シャトルバスが運行

 プトラジャヤ駅から会場へは無料シャトルバスが運行されていますが、トラタロウは歩いて行きます。なぜならセレモニー会場となるプトラジャヤ広場(丸いドーム屋根の最高裁判所の前)は招待客用のため近づくのは難しい感じ。パレードはそこから北に向かいますが良いポイントがあるのです。

地図2
赤線・徒歩パレード、緑線車輛パレード
黄色マーカーおすすめポイント
俯瞰画像
俯瞰画像だとこんな感じ

 パレードは大通り中央を進む徒歩パレードと進行方向左車線を進む車輛パレードに分かれます。徒歩パレードは大通りのどちら側からも等距離ですが、車輛パレードは左側(西側)の沿道から見るのが良いでしょう。そして車輛パレードは財務省を過ぎたあたりで左に折れて会場を離れます。左に折れる場所の対面から見ると前方と側面、両方からの撮影ができるのでお気に入りの場所なのです。

ぴ
ライトアップされたピンクモスク
先客
5:30でも先客はいました

 駅からお気に入りポイントまで徒歩30分。シャトルバスだと少し離れた場所に連れていかれるので、どちらが早いか難しい所です。5時半に着きましたが、すでに場所取りが始まっていました。幸い良いポイントをGetです。

スタンバイ
子供たちもスタンバイ
観客
だんだん観客が増えてきた

 良いポイントは取れましたがここからの待ちが長い。案内では7時開始となっていましたが、実際には案内通りには始まりません。7:20ごろから旗を立てた来賓の車が入ってきました。イラン国旗や日の丸もあります。
 そして白バイ隊に先導された車が来て、観客からも歓声が上がる。どうやら国王陛下御光臨のようです。

来賓
続々と来賓が来る
御光臨1
白バイ隊の先導で国王陛下御光臨

 儀仗兵や救急車も随行していましたが、救急車はジョホール州病院のそれ。現国王陛下はジョホール州のスルタンですので地元の病院を手配しているのかな。
※ マレーシアの王様は9人いるスルタン(地方君主)から選出(実際は輪番制)されます。現国王イブラヒム陛下は2029年1月までの任期です。

ご2
供奉の儀仗兵
御光臨3
ジョホール州の救急車

 8時過ぎにメイン会場の方から歓声が上がります。セレモニーが始まったようですが、ここは離れているので音がちょっと聞こえるだけ。

敬礼
国歌斉唱?警備兵が敬礼
へり
上空には国旗をかかげたヘリ部隊

パレードの始まりです

 9時近くになると楽隊の音が近づいてきます。ようやくパレードの先陣がやってきました。

先陣
先頭は軍楽隊の演奏

 軍楽隊に続いて白い巨大な箱? のような物が登場しましたが国旗かな。マレーシア国旗『ジャルール・ゲミラン』(栄光のストライプ)は普段から掲げられていますが、ムルデカ(独立)シーズン中はあちらこちら国旗だらけになります。

大国旗
上から見れば国旗のはず
国旗
国旗の波また波

 軍楽隊には旧宗主国イギリスの影響なのかスコットランドの楽器バグパイプが組み込まれていたりします。敬礼も手のひらを相手に向けるイギリス式でした。

バグパイプ
バグパイプの演奏
州の旗
各州や参加団体の旗かな

 軍楽隊に続いて色鮮やかな衣装で登場する一団があります。各民族が民族衣装で参加しています。

民族衣装1
すさまじく派手な集団です

 マレーシアの主要民族はマレー系、華人系、インド系ですが先住民族・少数民族も多いのです。マレー半島の先住民はオラン・アスリ(Orang Asii )、ボルネオ島ではオラン・アサル Orang Asai )と呼ばれどちらも「本来の人」というような意味。オランは「人」で日本人はオラン・ジュプン、「森の人」はオラン・ウータンです。

民族衣装2
80以上の民族がいるとか
民族衣装3
みんな原色が好きだな

 イベントなどで様々な民族衣装が登場しますが、とても識別できませんね。

民族衣装4
中央のベスト姿はなに民族?
民族衣装5
最後尾の女性はインド系かな

車輛パレードが通ります

 徒歩パレードと並行して一般車輛パレードが来ました。有名なキャラクターや企業が参加しています。毎年参加者が変わるので今年はどこが出るか楽しみ。
 先頭にいたのがマレー熊のキャラ、ウィラマンジャをのせた山車。観光客誘致キャンペーン 2026 Visit Malaysia のマスコットでクアラルンプールのいたる所で見かけます。

ウィラとマンジャ
先頭はウィラとマンジャ
園芸
農業・園芸博のキャラみたい

 数台の緑色の車を引き連れた山車が出現。ネスレ社のチョコレート飲料ミロはマレーシアでは国民的飲料として大人気。イベントには緑色のミロ車が出現し無料試飲カップを配ります。試飲カップを配る人はアバン・ミロ(ミロお兄さん)と呼ばれる親しまれています。この会場にも試飲車が来ていました。

ミロ
マレーシア発音だと「マイロ」になる
くぼ
農機具も出現、クボタだぜ

 マレーシア最大の通信キャリア会社セルコムデジの山車が登場。日本からの旅行者で空港でここのSIMカードを買った人も多いはず。トラタロウもここのプランを使っています。

セルコム社
セルコム社とデジ社が合併しました
企業
徒歩パレードにも企業からの参加者

 アストロと書いてあるので有料テレビかな? でも車体はクアラルンプール市内を走っている乗り降り自由の観光バスですね。

アストロ
市内でよく見かけるバス観光バス
通信キャリア大手
これも通信キャリア大手

 マレーシアに住んでいると馴染みの企業や車輛が続々登場です。

フードパンダ
フードパンダのデリバリー部隊
プリペイド
交通&プリペイドのカード
じず
スタバを凌駕するジズコーヒー
おーと
これは何?、オートミール?

 最後に登場した山車に子供たちが大歓声! 20年も続くマレーシアの人気アニメ『 Upin & Ipin 』のキャラが登場です。あまりの人気に毎年登場しているような。

ミスター
どこのモールにもあるDIY店
うぴん
子供に大うけ! Upin & Ipin

 チャイナタウンの隣にある土産物市場セントラルマーケットに『 Upin & Ipin 』のショップがあるらしい。サンリオショップみたいなものかな。

特殊車両はパレードの華

 普段は見る機会が少ない特殊車両も派遣されています。消防・警察・レスキュー関係が多いかな。

消防1
BONBAは消防です
消防2
日頃鍛えた肉体美を披露
レスキュー
沿岸レスキューかな
アニメ
アニメのキャラ?
ヤンヤ
沿道はヤンヤの喝采
白バイ部隊
白バイ部隊

 爆音が聞こえてたら上空にも注意。空軍の飛行部隊が通過するのです。

ヘリ部隊2
ヘリ部隊の通過
輸送機
輸送機は低空飛行
戦闘機1
戦闘機の編隊飛行
戦闘機2
戦闘機がフレアを射出

 消防よりも警察よりもレアなのが装甲戦闘車両や火砲。独立記念日パレードの真打です。

そうりん
装輪歩兵戦闘車が登場
女王
戦場の女王155㎜砲
はく
迫撃砲搭載の装甲車
戦車1
125㎜砲搭載の戦車

 マレーシア陸軍のMBT(主力戦車)はロシアのT72をポーランドが改造したPT-91。マレーシアは伝統武術シラットの達人を意味するペンデカルと呼ばれています。

戦車2
鎧武者のような威容です
模型
海軍艦艇は模型で代用

 1時間ほどでパレードは終了。みんな解放された道路に出て記念撮影です。

首相
奥の建物は首相官邸かな

 国旗を持ったりMALAYSIAの文字や国旗をアレンジした服を着ている人が沢山いました。

隊員
小さな隊員がいました
アレンジ服
国旗アレンジ服です
グッズ
独立グッズも販売
シール
顔にはる国旗シール

 ちなみに観客はトラタロウの目算では97%ぐらいはマレー系。23%もいる華人はちらほら見る程度、7%いるインド系はごくまれという感じでした。独立記念日だから全民族が盛り上がるわけではありません。
 理由のひとつとしてマレーシアでは公務員や軍人はほとんどマレー系・先住民族系から採用されるブミプトラ政策をとっているため。パレードに参加した隊員もほぼマレー系なので華人やインド系はあまり関心が無さそう。

お帰り1
メイン会場では国王様がお帰りの様子
お帰り2
アンワル首相(左)がお見送りです

 メイン会場近くからプトラジャ・セントラル駅までは徒歩で約40分ですが、今回は無料シャトルバスに乗ってみました。でも長蛇の列で乗るまでに30分かかりバスでも歩いても時間的には変わらないと判明。

シャトル2
バスになかなか乗れません
時刻表
プトラジャヤ線の時刻表

 これではプトラジャヤ線にも待たなければ乗れないかな? と思っていたら4分ごとに着発車しておりすぐに乗れました。朝のラッシュ時より過密なスケジュールですね。
 来年は独立70周年の節目で、さらに盛大に行われるかも。

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