新しい市内鉄道であるLRTシャーアラム線が6/29に開通しました。2016年開通のカジャン線、2023年開通のプトラジャヤ線に続く12番目の市内鉄道で、恒例により7月いっぱいまで無料で乗れることになりました。
クアラルンプール側の始発駅バンダルウタマ駅からクランの終点ジョハンセティア駅まで37.8Kmをおよそ70分ほどで結ぶ新路線。初回は取りあえず通しで乗ってみます。
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全面開通のMRTプトラジャヤ線に(無料で)乗ってみた Part①P・セントラル編 に移動します。
全面開通のMRTプトラジャヤ線に(無料で)乗ってみた Part②気になる駅降車編 に移動します。
始発駅バンダルウタマ ( Bandar Utama )はどこにあるのかな?
多くの市内鉄道はKLの中心部を通りますが、シャーアラム線はKL西側の郊外に始発駅があります。KL中心部からはMRTカジャン線でクワサダマンサラ方面に乗り、バンダーウタマ駅で降りると同名のLRTシャーアラム線駅に連結しています。
シャーアラム線はKL~シャーアラム~クランという鉄道が少ない(KTM・マレー鉄道のみ)地域を走るため、他の路線と連絡するのはこことグレンマリー駅(クラナ・ジャヤ線と連絡)だけです。
素直にカジャン線に乗って行けばよかったが、最近バス路線を研究中のトラタロウはバスでバンダーウタマ駅まで行ってみました。パサール・スニ駅のバスターミナルから780番バスに乗れば着くはず。
ところがこれが微妙な結果となります。大回りで行くので45分ほどかかったのは想定内でしたが、このバスはバンダーウタマ駅前に停まらず通過。よもや2つの市内鉄道が通る重要駅前で停まらないとは思いませんでした。バスは500mほど離れたワンウタマモールで停まったので、ここで降りて引き返します。
バンダーウタマ駅前で次の困惑に遭遇。カジャン線を意味するMRT駅への表示はあるのですが、シャーアラム線を意味するLRT駅への表示がゼロ。MRT駅は目視できるがLRT駅は建物内にあるのか見当たりません。しばらくウロウロしたあげくMRT駅に行ってみたらLRT駅への連絡通路を発見です。


真新しいシャーアラム線駅構内です。改札の読み取り機が他路線とは全然違い最新型の雰囲気。
タッチ・アンド・ゴーカードというバス・鉄道共用プリペイドカードで入ります。出る時にタッチすると引かれた運賃が表示されますが、無料期間は運賃0で表示されました。
タッチ・アンド・ゴーカードが無い場合は、改札事務所で代替切符をくれるみたい。


ホームは青を基調としたデザインですが何だか小さい(短い)。他の路線は4輌編成が多いが、シャーアラム線は3輌編成なのでそれに合わせれば当然かな。当初は6輌編成案もあったらしいが、予算削減で3輌編成になったみたい。ラッシュ時は6分間隔で発車ですが、10時台の今は11分間隔ぐらいです。


その後2015年開通を目指して再開されたが、またいろいろあって1年遅れていました。
構内・車内の禁止事項はどの国でも同じようなものです。でも下から2番目「ドリアンなど匂い強い物禁止」は東南アジアあるあるですね。一番下の「カップルはいちゃつくな」はイスラム教国マレーシアならでは。


始発駅バンダルウタマはKL市との境
にありますがセランゴール州側。
シャーアラム線の車輌はイメージカラーと思しきブルーラインが入ったメタリックグレイでなかなか精悍な感じ。全面横の窓が目みたいで「鮫の歯」マークでも描けばノーズアートです。ところが車内はピンクを基調としたカワイイ色調でギャップが大きすぎる!


LRT と MRT の違い
シャーアラム線は LRT( Light Rail Transit ) で カジャン線、プトラジャヤ線は MRT ( Mass Rail Transit )です。専門的な違いは知りませんが、見た目で LRT の方が MRT より少し小さいのに気づきます。
次のカジャン線車内画像を見るとシャーアラム線車内より座席1ヶ分くらい大きいですね。
新しい市内鉄道、そして古いけどクラナ・ジャヤ線は無人運行で先頭車両が全面展望になっています。ここが空いていると素敵な展望が得られます。


出発進行です
下記のグーグルマップ上でクアラルンプールの西端からシャーアラム、クランにかけて伸びるピンクラインがシャーアラム線。この方面の鉄道はKTMポートクラン線(地図中の左側赤線)しかありませんでしたが、便数が少なく使い勝手が悪かった。シャーアラム線開通で沿線約200万人の住民が恩恵を受けるとか。

今回は終点まで乗ってみてめぼしい駅をチェックし、後日降りる駅の参考にします。終点から一駅もどると大きなイオンモールがあるので寄ってみる予定。出発してしばらくすると高速道路と並行して走ります。5駅目のグレンマリー2駅近くで連結するクラナ・ジャヤ線の同名駅が見えてきました。

現在は20駅で運行だが
増加の予定もあるのかな?


前方に巨大なセランゴール州旗を立てた建物あり。実はシャーアラム線はクアラルンプール市内を走っておらずセランゴール州だけです。連邦直轄領であるクアラルンプール市は意外に狭く、南北20Km、東西10Kmぐらいで人口も200万人程度。周囲はすべてセランゴール州に囲まれています。
ただ首都圏(首都に多大な影響を受ける地域)はKLを囲むスランゴール州に食い込み、首都圏人口は880万人とマレーシア人口の4分の1がここに住みます。ここはクランバレーと呼ばれています。
グーグル画像検索をかけたら Kelab Shah Alam という建物みたい。旗竿は東南アジアで一番高く、シャーアラム線沿線の写真スポットだとか。Kelab は英語 Club のマレー語表現で音も「クラブ」。


全線高架線路だと思ったらシャーアラム中心部の直前で地下に入りました。地上に出てしばらくするとビルに囲まれた駅に停車。ここがセランゴール州の中心であるシャーアラム。久々に訪れるが一段と発展しているみたい。


塔門を持つ南インド式ヒンドゥー寺院がちらりと見えた。ここは以前から行ってみたかった所。


左手にイオンあり。クランの新市街になるのかな。シャーアラム線の沿線には3つもイオンモールがあります。






グーグルマップで見る限り終着駅周辺にはこれといった物はありません。クアラルンプールの市内鉄道やバス路線の終点はそんな所が多いのです。でも駅沿い道路の南北に小さな商店街を発見。この辺は華人が多いみたいで両方に中華料理店があります。

北側の中華料理店でスパイシーな麺料理カリーミーをいただきます。ただこの店を選んだのは初めて見るメニューを発見したため。その名は「カリーライス」だが日本のカレーライスとは違います。カリーミーのスープ・具材はそのままに麺をライスに置き換えただけ。でもこの発想をする店は初めてだ!


大きなイオンに寄ってみた
クランのブキティンギ ( Bukit Tinggi )にイオンモールがあります。2007年のオープン当初はマレーシアどころか、東南アジア最大のイオンモールだったみたい。シャーアラム線に同名の駅ができましたので寄ってみました。
ただここの地名に???です。マレーシアで Bukit は「丘」を意味。クアラルンプールの繁華街ブキビンタンは「星の丘」という意味で少し高台にあります。 Tinggi は「高い」なので「高い丘」ですね。
ところが実際に通ってみると車窓左右には住宅が並ぶ平野しかありません。どこが「高い丘」なの?





マレーシアのスーパーであるあるが NON HALAL コーナーの存在。ハラールはイスラム教徒飲食可の物で NON がつけば飲食不可の豚肉関係や酒類。スーパーでは NON HALAL コーナーが別に設けられます。ただイスラム教徒が多いマレー系が住む地域では NON HALAL コーナーは最初から無し。このコーナーがあるのは主要顧客が華人系(中国系)であることを意味します。


寿司コーナーはどこのスーパーでもあります。ここはスピーカーが置かれ「おさかな天国」が流されていた。


マレーシア人もインスタント麵が好きだが、外国物だと日系(主にニッシン)よりも韓国系が人気。トラタロウも好きな辛ラーメン5ヶ入パックがキャンペーンなのか破格の安値。先週イオン・ワンサマジュ店で買ったがイオン全店でキャンペーンをしているのかな。


一回りしたが華人しか行かない店がいっぱい。フードコートも NON HALAL の豚肉いっぱい。周辺住宅地にも中華寺院や漢字看板多数。モール内にはマレー系・インド系の買い物客もいますが、やはり華人が多いみたい。




カラオケ店があったが入口に観光誘致キャンペーン2026年 Visit Malaysia のキャラ、ウィラ and マンジャ のカラオケバージョンがお出迎え。




帰りのシャーアラム線車内、乗客の半分以上は通勤・通学客には見えません。新しい鉄道ができたので「乗ってみました」感にあふれ、楽し気な様子でした。
次回は 新規開通のLRTシャーアラム線に(無料で)乗ってみた ② クラン編 を予定しています。

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