クアラルンプールは大都会ですがけっこう自然豊かな公園があります。市内には大小の湖があり、これを生かした公園が多いのも特徴。湖のある公園のひとつがKL中心部から4kmほど北にあるティティワンサ湖公園。大きな湖の周囲に遊歩道が設けられ、中心部の高層ビルを望みながら散策ができるオススメの場所です。
ティティワンサ湖公園への行き方は?
Taman Tasik Titiwangsa はチョーキットの北側に位置します。
Tamanは「ニュータウン」的に使われることもありますが、ここでは「公園」、Tasikは「湖」なのでティティワンサ湖公園です。公園・湖・ティティワンサの順番なので日本語と逆ですね。
公園への公共交通機関でのアクセスはMRTプトラジャヤ線クアラルンプール病院駅下車、徒歩3分と簡単。
または3つの市内鉄道とモノレールの接続するティティワンサ駅のバスターミナルから出るGOKLオレンジ線クアラルンプール病院前下車でも行けます。まあ駅から徒歩でも行ける距離ですが、途中にあるラウンドアバウトを抜けるのがややこしそう。

車で行く場合は特徴的な建物イスタナ・ブダヤ(劇場)がランドマーク。西側から向かう場合通り過ぎたら行き過ぎです。
MRT駅前から Jalan Kuantan に入ると右手にマレー系飲食店があり、食事ができそうなのはここだけのようです。公園内には飲食店・売店の類は見当たりませんでした。


Jalan Kuantan の左手に学校があり、その反対側の Jalan Temboling が公園の入り口南西側入り口。この通りが駐車スペースなのか、土日祝日はかなり奥まで駐車されていました。


公園入口と奥にはレンタサイクル屋があり園内を自転車で回れます。タンデム自転車や子供用もあります。園内は普通の自転車のみ通行可。


正門に行ってみます

南西門は脇道みたいな感じですので、正門とおぼしき南側に行ってみました。なにか有用な施設があるかと思いましたが、トイレと礼拝所があるだけ。
広場を封鎖してカメラが何台も配置されています。何かの撮影をしているようですが、司会者や出演者はみな白人。バラエティーかクイズ番組みたいな雰囲気でした。





反時計回りに進みます







湖岸の道を少し行くと左手にアクアスポーツの看板。ここでカヌーなどの貸し出しをしているようです。白鳥を模したスワンボートがあるが黄色ですね。


園内の禁止事項は一般的なものばかりだが、「男女でイチャイチャするな」はイスラム教国らしいです。

グラウンドの北側にはキャノピーブリッジという樹木を上から見ることができる陸橋あり。


湖は西湖と東湖に分かれていますが、東湖側には子供の遊具や水遊びができるエリアがあります。






カヌー(カヤックかも)に乗ってみたいが転覆した時の対処法など最低限の技量が無いと危険かな。


西湖に面した北側にはホースライドパークなる施設。乗馬をしている人達がいましたが一般市民ではない感じ。警察か軍隊の人の乗馬訓練という雰囲気でした。
騎馬隊は独立記念日のパレードに登場しますし、ムルデカ広場にも騎馬警官がいたりします。こちらの馬はちょっとずんぐりした馬格でカワイイね。

マレーシアの三大民族がマレー系、華人系、インド系ですが、場所によって占める割合が異なります。ここはほとんどがマレー系みたい。
公園の南から南東にはチョーキット、カンポンバル、ダトゥクラマッなどマレー系住民の居住地が連なっていますので。
ティティワンサ湖公園の北ダヌーコタ地区は華人が多く、そこの公園ほとんど華人でした。

西湖の北東・北西湖岸はKL中心部の高層ビルがよく見える撮影ポイント。

KLタワー、ムルデカ118、ペトロナス・ツインタワーなどKLを代表する高層建築が見えます。






20世紀初頭まで錫鉱の採石場で熱帯雨林はほとんど伐採されてしまいました。
1903ヴェニング植物公園として整備されます。1975年から多機能公園として改修され、1980年2/1 ティティワンサ湖公園として開園。
面積は46.13ヘクタール(114エーカー)、湖面の部分は含まず、だそうです。

1時間ちょっとで正門広場に到着。まだ撮影が続いていましたが、なんとライオンダンスが始まりました。いかにもマレーシアですね。
何の撮影かと思って「赤地に白黒太陽」みたいなシンボルマークを検索してみたら、フランスなどが制作する「ペキンエクスプレス」という人気番組がヒット。北京にヒッチハイクで行く途中で様々な難関をクリアするぜ、というコンセプトみたい。


土曜日に行ったらなかなかの人出。日本人の親子連れも来ていました。次に行ったらカヌーは無理だとしてもダックボートに乗りたいです。
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