MENU

2023ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムに行ってみた➂ご神体帰還編

バトゥ・ケーヴスから戻ってこられたご神体

  世界でもマレーシアとシンガポールでしか行なわれない、ヒンドゥー教のお祭りタイプーサムは2023年は2/5(日)でした。クアラルンプールでは北側にある聖地バトゥ・ケーヴスに大勢の信者が参拝に訪れ、カバディ(神輿)が捧げられ、苦行を行う参拝者もいました。
 そのあり様は ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムに行ってみた②苦行・参拝編 で紹介しましたが、境内の様子なども見ていただきたいと思います。
 そして、終わったと思った祭ですが、もう一幕ありました。

目次

祭り当日の境内と周辺のにぎわい

 お祭りの楽しさは「非日常」ですよね。日本でも古来より普段の日々を「ケの日」、祭りや特別な日を「ハレの日」と区別していました。ハレの日の中のハレの日であるタイプーサムのにぎわいを見てみました。

臨時設営の剃髪場

 境内に入って気づいたのが、あちらこちらに床屋?が設営されていること。昨日はなかったぞ。
だがよく見ると散髪ではなくカミソリで頭髪を剃りあげていた。床屋じゃなくて剃髪屋だ。
 どうも剃髪が参拝のお約束のひとつで、チラホラ剃髪の人を見かけるし、女性も少しだがいた。調べたがどんな意味があるかは不明。

剃髪は有料?または奉仕活動?
親子で剃髪、剃髪後なにか黄色い物を塗られる
お香屋かな

 お祭りで楽しいのは売店や屋台。
 聖地であり観光地でもあるので、普段からお土産物屋が多いが、100万人の人出があるこの期間はかき入れ時。
 各店舗いっそう力を入れて売っております。

ココナッツは祭りに付き物
精巧に作られた神々の像
仏壇みたいな物?けっこう高い
インド菓子屋が多い
とてもカラフル&とても甘い
女性を引きつけるのはアクセサリー
画像をクリックすると拡大します
インドの大人の嗜好品パーン
マレーシアでは初めて見た
神像で飾られた山門から参拝階段頂上を見上げる
TV局も取材に来ています
取材いくつも来ています、今日のマストニュース
献血の呼びかけです
救急車も待機、イスラム教国は赤新月マーク
臨時の祭壇

 参拝・カバディ(神輿)の準備・出発地点には神像が置かれて臨時の祭壇が作られています。祀られているのは当然タイプーサムの起源となったムルガン神。少年or青年の姿で表現されますが、槍を持っているので分かりやすい。兄弟神ガネーシャ母神パールヴァティの絵や像も祀られていました。

花や果実などのお供え物
人気がある象神ガネーシャ
参拝者にラッシーがふるまわれていた
喧噪の人間界に対し猿は平常運転
参拝階段に続く第一ゲート

 午前中にバトゥー・ケーヴスを訪れましたが、午後になると混雑ぶりに拍車がかかります。
十分に堪能したので「良いものを見せてもらった、来年も来よう」と帰途につきます。これで今年のタイプーサムは終わった、と思ってました

もう終わったと思っていたら…ご神体の帰還です

 2/5にタイプーサムが終わり、翌2/6は終日雨。いや~2/5が雨じゃなくてよかった。
そのまま眠りに就いたのだが、2/7の未明に外の騒音で目覚める。窓から外をみると人が大勢いるではありませんか。これはひょっとしたら、と思って外に出ると。

煌々とした明かり
夜道に煌々と光る山車の明かり

 やはり山車(だし)でした。2/3の夜にチャイナタウン近くのスリ・マハ・マリアマン寺院を出たご神体をのせた山車がバトゥー・ケーヴスに向かいました。
 ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムに行ってみた①参拝行列編 参照

 その山車がまたクアラルンプール市内に戻ってきたのです。往路には及びませんが、熱心な信者が同行していました。到着地は分かっているのでついていきます。

熱心なヒンドゥー教徒
熱心なヒンドゥー教徒達が随行
車で曳きます
昔は山車を牛が曳いていたとか、今は車

 ※ 短いですが動画をお楽しみください

電線注意
長い竹竿で山車が引っ掛かりそうな旗や電線を持ち上げてます
山車1
大音響の祈りの歌と共に進みます、横には警備の警察官

 光輝く山車の上、花束に飾られた中央にムルガン神の像が安置されています。金色に輝く神像の右手には知識・知性のシンボルである槍が見えます。

山車2
山車の前部には馬の飾り
供奉の神官
供奉の神官も乗っています
若い神官
若い神官もいました
不思議空間
見慣れた街並みが不思議な空間と化してます
チャイナタウンと山車
チャイナタウンに入ります、漢字の看板とミスマッチです
道路封鎖
道路も警察により閉鎖されます
ガラクタ市
朝4時台なのにガラクタ市の準備中
スリ・マハ・マリアマン寺院
スリ・マハ・マリアマン寺院です
久しぶりに来たら山門修理中

 ※ 短いですが動画をお楽しみください

ドラム楽隊
山車を迎えるドラム楽隊
画像をクリックすると拡大します
山車がやってきた
山車がやって来ました
関帝廟
はす向かいには関帝廟
お出迎え
みんなで山車とご神体を出迎えます
寺院前
山車が寺院前で止まります、横に工事用リフトが待機していました
神官退場
リフトで神官たちが降ります
ご神体降下
続いてご神体が降ろされます
ご神体1
花がまかれる中、ご神体が動きだしました
ご神体2
カメラの放列ならぬスマホの放列です
ご神体3
ご神体は方向転換
ご神体4
寺院の中に消えていきます
警察の警備もここまでです
警備警官
警備警察官が記念撮影
やりきった感にあふれていました
山車飾り
山車の前飾り
明かりが消えて
山車の照明も消されます
また会えるかな
また来年会えるかな

 2/3の夜から始まったタイプーサム期間は2/7の未明で終了しました。来年はスリ・マハ・マリアマン寺院からの出発から見たいものです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『KLダイアリートラタロウ』お読みいただきありがとうございます。
姉妹ブログとして旅行と海外食生活をテーマにした『トラベルダイアリートラタロウ』https://tabivoyagetrip.blog/ もありますので、よろしければご覧ください。

コメント

コメントする

目次