たいがいの日本食品は買える・食べられるクアラルンプールですが、移住生活の徒然に自分でも作っています。オススメはスーパーでも手に入る魚「アジ」(鯵)の料理。アジフライは定番料理ですが、油で揚げなくてもオーブンで焼いて作れます。
アジはマレーシアでも大衆魚
海に囲まれたマレー半島は魚介も豊富で、市場やスーパーに各種売られています。でも魚によってはけっこう高い。丸ごと売りなので頭・内臓・骨を取って可食部だけにすると単価は肉より高いかも。
その中でもアジは年中手に入るうえ、価格も安いほう。日本人にもなじみ深い、美味しい魚ですね。鮮度の良い物もありますが、アジにもアニサキスがいることがあるので生食は危険です。

アジにもマアジ、メアジ、マルアジなど種類があるようですが、マレーシアではあまり区別なくまとめて「Selar」(セラー)です。まあ、トラタロウも詳しくはないのでゼイゴ(後ろにあるアジ特有のうろこ)があれば皆アジという認識。
「色拉」と漢字表記があったので中国語かと思ったらセラーの音訳でした。調べたら中国語では竹荚鱼と言うようです。


目が濁っていたり赤かったりと見切り品は見るからに鮮度が落ちています。買ったらすぐに調理するか、捌いて切り身を冷凍しておけば加熱調理用には問題ありません。
オーブンアジフライの作り方
マレーシアでの魚料理をする際の必須技能が魚を捌けること。日本だと内臓やウロコを取った状態で売られることが多いですが、マレーシアでは獲れた状態での販売です。
トラタロウは以前は魚は捌けませんでした。ところがコロナで海外旅行に行けなかった時期に釣りにはまります。釣った魚は自分で捌いて食べたいと思い覚えました。


中型アジをアジフライ用にするなら三枚おろしが簡単。ネットやYouTubeなどで捌き方は勉強できます。グ
いかにもアジフライと言った三角形のおろし方もありますが面倒です。何でも面倒だと続きませんので三枚おろしで十分ですね。
中型アジ4匹可食部400gぐらいで2人前いけます。

オーブンアジフライでも下準備は同じ。
パン粉、塩、コショウ、小麦粉、卵を用意。
ただマレーシアで売っているパン粉は味付きの物があり、表示では分かりにくい場合があります。パン粉だけは業務スーパーで購入しました。
オーブンアジフライだと焼き色が薄いので、パン粉だけ乾煎りしておいてもよいです。まあ、味には影響はないので最近やっていませんが。


下準備は揚げるアジフライと変わりません。味に塩・コショウをふり、小麦粉をまぶしたら溶き卵につけてパン粉をまぶします。溶き卵、パン粉づけは2回おこない、しっかりパン粉をつけました。


のでしっかりパン粉をつけます。
パン粉をつけたアジを天板に並べますが、くっつきやすいのでクッキングシートをひいておきます。あとはオーブン200度で25~30分ほど焼けば完成。


マレーシアにほとんど無いのがオーブンレンジ。日本の狭いキッチン事情で電子レンジとオーブン機能をミックスさせたのでしょうが、マレーシアでは2つは別物。
2年前に169リンギッ(当時のレートで¥5000→今は円安で¥6000近い)で買ったオーブンが優れもの。オーブン機能だけだとすごく軽いので出しやすいし、トーストも美味しく焼けます。
※ オーブンを買ってロティサリーチキンを作ってみた に移動します

焼きあがりました。揚げた物と違いコロモがとれやすいので、そっとお皿に移します。
揚げた物と食感は少し違いますが、味はアジフライそのものですね。
① 油を一切使わないのでヘルシー。
② オーブンで焼くだけなので楽。
➂ 面倒な油の後始末も無し。
④ 大量に作るのも苦にならない。
とメリットがいっぱい。

アジは安くて、美味しくて、使い勝手が良い魚です。これを使いこなせれば料理の幅も広がりますね。
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