マレー系、華人系(中国系)、インド系の3大民族が住むマレーシアです。民族ごとに宗教や生活習慣が異なるため様々な違いが見られ、それはペットの飼育にも表れます。マレーシアで一番可愛がられているペットは間違いなく猫。街中のいたる所に猫がいるクアラルンプールの風景を見てみました。
民族(宗教)ごとの犬・猫のあつかい

マレー系(イスラム教)
イスラム教は「犬を汚れた存在」としているため飼いません。猫はすごく好きです。
インド系(ヒンドゥー教)
猫はあまり好まれません。インドに6回行ってますが猫を見た記憶が無い。犬はいっぱいいますし、寺院に犬の像もあります。
華人系(仏教・道教)
犬・猫共にタブーは無し。道教では「猫将軍」なる神様がいますし、犬も守護者として扱われています。


クアラルンプールの3大民族比率はマレー系5割、華人系4割、インド系1割ぐらいなので、犬肯定派5割に対し猫肯定派は9割。そのためか街中には猫がたくさんいます。






猫用商品も豊富です
日本でもスーパーにペット用品はありますが、「猫用だけ」というのはありえません。でもKLのイスラム教徒が多い地域のスーパーには犬用は皆無で猫用品だけです。









猫のいる風景
愛猫と一緒にお出かけするためのグッズも普及していますね。



野良猫にも誰かがエサをあげていたりします。


あちらこちらで猫が寝ています。猫は1日に14時間は寝ているため「寝る子」からネコと呼ばれるようになったとか。




路上に犬がたむろしているベトナムでは寝ている猫なんて見かけませんでした。猫はいるのでしょうが犬に追われて路上で寝るなんて不可能。
KLではマレー系居住地で犬を見ることはありませんし、犬を飼う華人系・インド系の居住区でも朝晩の散歩時間以外はあまり見ません。猫の天国ができます。


大事にされているマレーシアの猫は、全部ではありませんが人への警戒感が薄くなでさせてくれる子の割合が高いですね。
猫天国マレーシア①KLの猫たちを見てみた もあります
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