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2025 KL のディパバリ( ディワリ )を感じてみた

マスジッド・インディアのモール入口のディパバリ飾り

 マレーシア人口の7%インド系です。キリスト教徒もいますが多くはヒンドゥー教徒で、クアラルンプールにも寺院があちらこちらにあります。今年は10/20(月)がヒンドゥー教のお祭りディパバリで、インド人が多い地域で盛大に祝われました。この時期はインド系のお買い物シーズンでもあり、繁華街はディパバリのデコレーションにあふれます。

目次

街がディパバリに染まります

 9月の末ごろからあちらこちらで家庭用ディパバリ飾りが売られだします。善なる神(光)が悪(闇)を打ち倒した故事を祝ったのがディパバリの起源。光を象徴する「オイルランプ」をモチーフとした飾りが多いですね。

ランプ1
オイルランプがシンボル
ぎふ
ディパバリのギフトセット

 銀行や保険会社など直接関係なさそうな業界の支店にもディパバリ飾り。インド系は華人(中国系)に次いでお金を持っている重要な顧客ですから。

華人系銀行
華人系銀行にもディパバリ飾り
政治家
政治家や各地の有力者の
ディパバリおめでとうバナー
しやく
KL区役所前にもお祝いゲート

 バナーやポスターにディワリ(Diwali)と書いてあることもありますが、これはヒンドゥー語でインド北部などの表現。
 ディパバリ(Deepavali)は古代インドのサンスクリット語に由来し、マレーシアに多い南方系インド人(タミル人)はこちらを使うとか。

 ディパバリが近づくとインド人コミュニティでは演芸大会が開催され、祭りへの気分を盛り上げます。
マスジット・ジャメに近いリトルインディアのひとつ、レブアンパン通りの演芸大会です。

演芸大会1
左手にアンワル首相、イスラム教徒も配慮している様子
演芸大会2
演芸大会に集まる住民
演芸大会3
ダンスや歌が披露される

 ブリックフィールズなどインド人商店街ではディパバリセールを開催。インド人向けの宝飾・服飾店が多いマスジット・インディア通りもディパバリセール真っ最中。
最大のセールが前回紹介したディパバリ・カーニバルです。
 2025 インド商品展 ディパバリ・カーニバルに行ってみた に移動します。

マスジッド・インディアの1
両側にインド系の店が連なるマスジット・インディア通り
マスジッド・インディアの2
インドっぽい名前の店が多い
マスジッド・インディアの3
金製品販売のメッカ

※ 昨年ここで大変な事件が発生しました
  クアラルンプール道路陥没事故現場に出くわしてみた に移動します

主要モールのディパバリ・デコレーションを見てきました

 イスラム教徒の大祭ハリラヤ・プアサ、華人の旧正月春節などでKL市内のモールがデコレーションを競います。ディパバリの時期も前二者ほどではありませんが、デコレーションが飾られるのです。
 コーラムという着色米粒で描いた砂絵の一種が多いですね。主要なモールのディパバリ・デコレーションを見てみました。
※ 昨年のディパバリ・デコレーションの様子はこちら
  2024 ディパバリ(ディワリ)デコレーションを見に行ってみた に移動します。

① メガモール

 ミッドバレーにあるイオンも入っている巨大モール。毎年色鮮やかなコーラムを展示します。

メガモール1
鮮やかな色彩に圧倒されます
メガモール2
さりげなく本物のランプを配置
メガモール3
高低差もだす演出

② パビリオン

 繁華街ブキビンタンにあるクアラルンプールを代表するモールです。大きなコーラムを作りましたが、上の階から見下ろすとキレイに見えます。

パビリオン1
上の階から見下ろすのがオススメ
パビリオン2
同じ高さだと見にくい
パビリオン3
着色された穀物粒です

 「光の祭典」と呼ばれ、光を表すランタンやオイルランプがデコレーションに使われる。

ぱ4
正面の噴水にもデコ
パビリオン5
ランタン飾りの連なり

③ ベルジャヤ・タイムズスクエア

 ブキビンタンの南側にあるモール。今年のテーマは孔雀でした。孔雀はけっこう悪食で蛇や毒虫まで食べてしまうため「悪を倒す」存在とされます。

ベルジャヤ・タイムズスクエア1

 マレーシアに多いタミル系(南方系インド人)の多くが信仰するのがムルガン神(シヴァ神の息子)。その乗り物が孔雀なため人気があります。

ベルジャヤ・タイムズスクエア2
孔雀の尾が花で作られ
ベルジャヤ・タイムズスクエア3
羽根が派手な孔雀は雄だけです

 インド人の集団が記念撮影。この時期はインドからの観光客も多いのですが、この人たちはマレーシア人かな。インドからの女性観光客はインド服を着ていることが多いが、マレーシアのインド女性はあまりインド服は着ませんので。

ベルジャヤ・タイムズスクエア4
女性がインド服ではない
ベルジャヤ・タイムズスクエア5
こちらはインドからの旅行者

④ スリア KLCC

 ペトロナス・ツインタワーの下に入っているモール。今年は巨大な花とコーラムを組み合わせました。

スリア1
大小の花とコーラムが連なる
スリア2
ラフレシアみたいだね
スリア3
ディテールも細かいな

 デコレーションを背景に踊りの動画を撮っていたコンビ。どこかで配信するのかな?

スリア4
背景がいいね
スリア5
外部看板もディパバリ・バージョン

ファーレンハイト88

 パビリオンの向かいにあります。今年は象をモチーフ。知恵・忍耐・忠誠のシンボルです。
ヒンドゥー教人気の神様ガネーシャ神も象の顔ですね。

ファーレンハイト1
様々な意匠の象の大群はなんだ?
ファーレンハイト2
実はディパバリ・デコ
ファーレンハイト3
ディパバリ・デザインの象
ファーレンハイト4
象の中に牛と金魚
ファーレンハイト5
ガンダムチック象がいいね

⑥ ガーデンズモール

 メガモールに隣接する高級志向モール。ここは他の行事ではそれほどでもないが、ディパバリ・デコレーションには毎年力を入れています。経営陣がインド系なのかな?

ガーデンズモール1
神殿風の建物とコーラム
ガーデンズモール2
天井には巨大ランタン飾り
ガーデンズモール3
コーラム全体図
ガーデンズモール4
コーラムのメイン部分
ガーデンズモール5
踊り子の絵が細かい

 ディパバリの前夜・当日の夜はインド系居住区では盛大な花火大会です。マレーシアの三大民族マレー系、華人系、インド系はかならずしも仲が良くありませんが、お祭りでの花火好きは共通しています。

花火大会
マスジッド・インディアの花火(2024)
牛
ブリックフィールズの牛(2024)

 ディパバリ当日の朝、ヒンドゥー教徒は寺院にお参り。ヒンドゥー教の聖獣牛がいたりします。
※ 昨年の様子はこちらです
  2024 クアラルンプールのディパバリ(ディワリ)を感じてみた に移動します

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