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日系飲食店ケンちゃんカレーで食べてみた

メガモール店、本物の日本カレーと書いてある

 日本ではほぼ無名かもしれませんが、クアラルンプールではあちらこちらのモールに展開する日系カレー店として知られています。「チキンカツカレー」をメインにカレー、丼物、お弁当定食、ラーメン、うどん、など100種類ものメニューあり。それがリーズナブルな価格でいただける店です。

ケンちゃんカレーはどんな店?

 東京赤坂の本社をもつ株式会社 Globridge が展開するフランチャイズチェーンです。オーストラリアの1号店に始まり、マレーシアには2018年に進出し、KL市内に十数店舗あります。独立した店舗ではなくモールのフードコートに入っています。 
 1店舗に2人ぐらいしか従業員はいないのに驚くほどのメニューがあるのはセントラルキッチン方式なため。

地図
主要なモールにあります
店舗
NUセントラル店

 セントラルキッチンとはチェーン店が販売するメニューすべての調理を1ヶ所で行い、配送するシステム。各店舗は温め・盛り付けをするだけなので、少人数で多くのメニューを提供できます。
 日本では1962年にロイヤルホストが導入しました。

店舗2
イベントにも出店
かんばん
キャンペーン価格の看板

食品サンプルに圧倒されます

 日本人には見慣れた飲食店の食品サンプルですが、来日外国人はその精巧さに驚愕しています。
KLでも日系飲食店で見かけますが、ケンちゃんカレーでは店舗前面に数十ヶものそれが並べられていて壮観。これを見るだけで来店の価値あり。

食品サンプル1
各種カレー、オムレツカレ
食品サンプル2
お弁当・丼物
食品サンプル3
焼きサバ本物にしか見えな
食品サンプル4
みんなむきだしで置いてある
食品サンプル5
精巧なテンプラ

 食品サンプルは来日外国人旅行者のお土産物としても人気。前回の一時帰国で寄ってみた東京の合羽橋道具街には食品サンプルの専門店が多いですが、観光客がつめかけていました。
 調理・製菓・飲食店用具の卸売り店があつまる合羽橋ですが、今や来客者の7割が外国人という観光地になっていました。
※ くわしくはこちら
ShortTrip⑤ 一時帰国の帰りに合羽橋道具街に行ってみた に移動します

食品サンプル6
合羽橋の食品サンプル店

多彩なメニューに圧倒されます

 日本にあるカレー店だとビーフカレーとかシーフードカレーとか、カレーごとにソースが違うと思いますが、ここではソースは同じでトッピング具材で違いを出しているようです。

メニュー1
総合メニュー看板、価格はRサイズ

※ 2025年9月現在のメニュー・レギュラーサイズ価格です。あれ、昨年より1リンギッ値上がりしている!

メニュー2
基本のカレーメニュー
メニュー3
オムレツカレー系

 オムレツに力を入れているみたい。卵のふわふわ系料理はマレーシアには無いので人気があるとか。

メニュー4
ライスオムレツ系
メニュー5
丼物系

 「うどん」はインドネシアでは丸亀製麺が進出していて、それなりに定着しているみたいです。Bento という言葉もインドネシア語に入っていました。マレーシアにも広まるかな。

メニュー6
うどん系
メニュー7
お弁当箱で提供されます

 ご当地食材を使ったメニューも登場。Petai(プタイ)と呼ばれる大きな豆はローカル市場で見かけます。独特の風味で英名「臭い豆」というとんでもない名前ですが、けっこう人気で値段も高いのです。

メニュー8
臭い豆とエビのカレー
プタイ豆
これがプタイ豆

※ イスラム教徒に配慮してハラール食材しか使っていないとか。ハラール認定も取得し、レジ横にマークがありました。

注文と実食です

 何回か食べに行きました。レジで注文しますが、レジ前にもメニュー表があり、こちらはR・レギュラーL・ラージの価格が表示されていますので選択。
 米飯は基本200gですが、250gまでは無料で増量可。セットミールにもできます。お弁当はR・Lでなくダブルの標示、何が増えるんだ?

実食1
R・L2種類あり
実食2
大盛は有料です
実食3
ほぼ温めだけなのでシンプルなキッチン

 セルフで取る薬味、福神漬けは Red Pickles 、紅ショウガは Red Ginger となっていた。

実食4
トウガラシや薬味
実食5
マヨネーズ類

 実食① チキンカツカレー
 寿司、ラーメンに続いて、世界で流行る日本食品はカレーではなかろうかと思っていました。実際イギリスなどではカツカレー(チキンカツだけど)が流行っているとか。
 ケンちゃんカレーの看板メニューもムスリムに配慮してチキンカツカレーです。渡された皿を見て???となったのが、ソースのみで野菜などが一切無かったこと。味はなるほど日本風のカレーで、チキンカツもカラリと揚げられ美味ですね。

実食6
看板メニューは15リンギッ(¥525)

 でも「カレーでご飯を食べる」のではなく、「カレーソースのチキンカツでご飯を食べる」感じ。似たようなものですがここ大事。
 ちなみに地元飲食店も頑張っていて、マルリ・イオンのフードコートでは価格・量でケンちゃんカレーをしのぐ品を出しています。カレーの味はケンちゃんの方が好みですが。

実食7
マルリ・イオンは14リンギッ

 実食② 焼き鮭のお弁当
 メインの焼き鮭がいまひとつ。いやこれは選択のミスかも。パックされた調理済みの品を温めて出すセントラルキッチン方式はカレーや煮物なら問題なし。でも魚は開封して少し焼いた気配はありますが、焼き魚としては不十分。
 揚げ物も揚げたての風情で提供されるのでOK。
まあ、焼き魚系は難易度高いので避けたが賢明かも。

実食8
副菜にカラアゲ、餃子

 実食③ チキンカツカレーうどん
 注文をすると店員さんが鍋に冷凍うどんを入れます。近年の冷凍うどんはコシがあって美味しいので期待してしまいます。
 現実にはフニャフニャで、しかも細切れになっている不思議なうどんでした。まあ、コスト的に日本からの輸入品ではないですよね。どこで作っているんだろう。そしてなんで細切れ仕様なんだろう?

実食9
17リンギッ(¥595)

 スープはカレーを出汁で割ったもので、少し濃いがOK。 でもチキンカツがスープに沈んでいるのでカリット感喪失。これは別皿で出してほしかった。

ロゴ
ロゴです

 日本食ということで採点が辛くなってしまったが、この値段でこのレベルが出せるなら立派なことです。KLの日本食はもっと高い!
 ちなみにケンちゃんカレーは逆上陸みたいな形で東京にも2店舗あります。チキンカツカレーは¥880、チキンカツカレーうどんは¥1000 だとか。

 

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