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一時帰国でアイスにはまってみた(下)

クアラルンプールのファミマのアイス

 世界に冠たるは日本のアイス? とトラタロウは信じていますが、日本のニュース番組でも2013年のアイス輸出金額は8.6億円だったのが2022年には64.5億円と7.5倍に増加と報道されていました。貿易統計によると香港(13.6億円)中国(10.7億円)台湾(10.3億円)が輸出先上位3ヶ国とか。
 アイスクリーム専門店の濃厚な味、多様なフレーバーとは違いますが、¥150前後でそれなりの味・種類が楽しめるのですからお得ですね。

目次

アイス実食の続きです

一般にアイスと呼ばれていますが、その成分で正式名称や価格が異なるので定義をあげておきます。基準は生クリームの有無、量だと考えて下さい。

  • 乳脂肪分:15.0%以上、乳固形分:8.0%以上 …アイスクリーム
  • 乳脂肪分:10.0%以上、乳固形分:3.0%以上 …アイスミルク
  • 乳脂肪分: 3.0%以上、乳固形分:規定なし …ラクトアイス
  • これ以外は…氷菓

※価格はスーパー、ドラックストア、コンビニで異なるので参考です。
 2023年10月~11月時点の価格。

⑪ アイスの実(江崎グリコ)

 どのロングセラーアイスも発売以来改良を続けていますが、アイスの実は1986年の発売時よりも美味しさが格段に進歩していると思います。今回食べた「濃いみかん」は果汁80%とリッチな味わい。¥117(スーパー)
 欲を言えば昔あったミックスタイプが復活してほしいが。

アイスの実1
自転車で50Km走ったあとにいただく。
甘味と酸味が疲れた体にしみました。
アイスの実2
食べやすいです
アイスの実3
おまけに低カロリー

⑫ パルム(森永乳業) KLで入手可

 トラタロウには疲れた時や頑張った時のごほうび的アイス。濃厚なチョココーティングとリッチなアイス(ラクトアイスとかじゃなくアイスクリームです)の組み合わせが最高。チョココーティングだと固そうなのだが、体温で溶けるように調整されているので、歯が沈み込むような食感もお気に入り。

パルム1
これはスーパーの特価で¥105と最安値
コンビニだと¥170以上は普通

2005年に登場
パルム2
濃厚なのに比較的低カロリー
パルム3
乳脂肪分8%でアイスクリーム認定

⑬ ブラック・チョコレートアイスバー(赤城乳業)

ブラックチョコレート1
費用対効果は最高だな

 パルムがちょっとリッチなチョコアイスなのに対して、ごく廉価なのがこれ。コンビニで買ったので¥78だったが、業務スーパーとかだと¥50台で買えてしまう。
 安いのにそれなりに満足がいくのが不思議だが、好きなのは齧ったときの食感。霜柱のような層で凍っていてサクサクなのが面白いです。1978年発売開始。

ブラックチョコレート2
層状でサクサクです
ブラックチョコレート3
ブラックチョコレート4
氷菓に近いぐらいの低カロリー
まあ量も少ないので

⑭ あいすまんじゅう(丸氷製菓) KLで入手可

 あまり聞かないが福岡は久留米市の老舗。白くまのアイスバーも名作です。
 多めのアンを乳脂肪分8%アイスクリームで包んだこれは絶品。アイスクリームなのに、アンが多いのに、美味しいのにリーズナブル価格の優れもの。おまけに発売開始が1962年とロングセラーアイスの中でも最古参。¥105(スーパー)

あいすまんじゅう1
梅鉢型というらしい、抹茶版もあります
あいすまんじゅう2
表示アイスクリームです。
原料は小豆あんが一番多いです。
あいすまんじゅう3
カロリーはまあまあ

⑮ 雪見だいふく(ロッテ) KLで入手可

  1981年発売で餅とアイスを組み合わせる商品の始まりでした。だいふくの元になる求肥(ぎゅうひ)は冷やすと固くなるので、糖類・デンプン等を配合して調節しています。
  発売当時のTVCMはアイドル・伊藤つかさだったことを覚えています。YouTubeでいくつのCMは見ることができます。1ヶ82Kcal×2

雪見だいふく1
発売時は¥100、今回は¥138(スーパー)
雪見だいふく2
今だに各種アイスランキングで上位

⑯ サンデーカップ(森永乳業) KLで入手可

 1988年発売、チョコのパリパリ感を強調した商品。原型はチョコやシロップをトッピングしたアメリカのアイス。

サンデーカップ1
270Kcalとカロリー高め
サンデーカップ2
最初はSundayだったらしいがキリスト教の
聖なる日に遠慮してSundaeになったとか。
¥132(スーパー)

⑰ アップルパイバー(井村屋)

 和風アイスのイメージが強い井村屋が2021年9月にリリースした洋菓子系アイス。アップルパイのフィリング(つめ物)であるリンゴ甘煮をアイスに仕立てました。パイのサクサク感はありませんが、カラメル、シナモンで味付けし、カスタードアイスで包んだそれはアイスの新境地です。一度食べてみるべきオススメ品。

アップルパイ1
¥153(スーパー)
アップルパイ2
原料の3割以上がリンゴ
かなり重量感がある割にカロリー控えめ。

⑱ クーリッシュ(ロッテ) KLで入手可

 2003年発売、キャッチコピーは「飲むアイス」。微細氷を混ぜることで吸い込める柔らかい状態を実現し、アイスの常識を変えました。夏は氷片を大きくしてサッパリ、冬は小さくして濃厚にする工夫もしています。

クーリッシュ1
冬の濃厚バージョンです
クーリッシュ2
Cool + Stylish の合併語だとか、
昔より飲み口が大きくなっている
¥172(コンビニ)

⑲ エッセルスーパーカップ(明治) KLで入手可

 発売当時1994年のカップアイスは150㎖ が主流のところ 200㎖ にスーパー拡大。難点は量が増えたのでカロリーも374Kcal とスーパー拡大で悩ましいところ。

エッセルスーパーカップ1
近年のバニラ高騰で価格維持が苦しい
エッセルスーパーカップ2
¥173(コンビニ)

⑳ ピノ(森永乳業) KLで入手可

マレーシアに戻るフライトが出る羽田空港のコンビニで最後の賞味アイス。1976年発売のロングセラーアイスは健在でした。久しぶりにいただくが、乳脂肪分8%のアイスクリームだったんですね。どおりで小粒なのに濃厚なはず。

ピック1
ピックが懐かしい、¥173(コンビニ)
ピノ2
6粒で186Kcalとやや高め
ピノ3
乳脂肪分高いのです

 ロングセラーアイスを中心に食べまくりました。心残りは丸氷製菓(あいすまんじゅうのメーカーです)の出している しろくまバーを発見できなかったこと。鹿児島の名物かき氷しろくまを模したアイスです。
 13日間で20種類、総エネルギー量4208Kcal 。少し太りました…1Kg 太るのに7000Kcal 必要なので納得。特に乳脂肪分+糖質の組み合わせはいけません。でもガリガリ君しか食べられないのも悲しいですね。

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