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マレーシア初オープンのサイゼリヤに行ってみた

イオン・マルリ店2Fに開店したサイゼリヤです

 経済発展著しいマレーシアの首都クアラルンプールには様々な日本企業が進出しています。特に長期滞在者には一風堂、すき屋、やよい軒、しゃぶ葉などの日系料理店があるのが便利。
 今までマレーシアにはなかったサイゼリヤが 6/4 に初オープンしたので初日に行ってみました。
 ※ 1リンギッ=¥40 で計算しています

サイゼリヤはどこにオープンしたのかな

 日本国内に1053店舗(2025年)するサイゼリヤは、なかなかの品質のイタリアンをリーズナブルな価格で提供してくれるお店なのは常識。
 でもサイゼリヤが海外に629店もの店舗を展開しているのはあまり知られていないかも。中国台湾、香港、シンガポールベトナムに進出しており、多くの地域で初めての本格的イタリアン(今まで庶民向けにはスパゲッティくらいしかない地域が多い)として人気です。
 ところが隣国シンガポールには40近い店舗があるのにマレーシアにはゼロ!

北京
北京のサイゼリヤ(2017年撮影)
中国語1
サイゼリヤ中国語メニュー
中国語2
スパゲッティは意大利面です

 1年ほど前にサイゼリヤがマレーシアに進出予定、というニュースがありまして、「いつ来るのかな」「どこにできるのかな」と楽しみにしていました。
 そして1号店が AEON Mall Taman Maluri に6/4オープンのニュースです。
 マルリはKL中心部からは少しはずれますが、プドゥ市場MyTownSunway Velocity などのモールが連なるお買い物天国でイオンもその一角。
 そしてLRTアンパン線スリプタリン線MRTカジャン線という3つの市内鉄道駅にも隣接する好立地。

 LRTカジャン線のマルリ駅は地下道でイオンとつながっています。他の2つの路線駅も目と鼻の先。
 トラタロウは自宅から自転車で行き30分ちょっとでした。

イオン・マルリ
イオン・マルリ、壁にサイゼリヤのロゴ
カジャン線
カジャン線マルリ駅

 イオンに入るとあちらこちらにサイゼリヤのオープン案内。駐車場入り口のゲートポールにまで看板がついていたのには大笑い。案内表示も多く、力を入れている感じです。

看板1
車が通過する時は上がるやつ
看板2
エスカレーターにも

 イオン・マルリは大通りに面してフードコート棟があり、サイゼリヤはその2F(日本流だと3F)の南端にありました。※マレーシア建物の階層はイギリス式なのでグランドフロアーから1F、2Fと続きます。

看板3
吹き抜けにも
入口
お祝い花に飾られた入口

 ちなみに朝10時オープンのこのフードコートには時々来るのですが、平日の開店直後はお客なんていないガラガラ状態。ところが10時15分に到着した時はサイゼリヤは満席状態で待ち行列ができ始めていました。

行列が
長い待ち行列ができ始める
花
関連企業からのお祝い花

店内の様子です

 ウェイティングリストに記入してもらい、ちょっと買い物をしてきて30分後に無事入店です。

店内1
全席満員御礼状態

 マレーシアにはマレー系(イスラム教)華人系(仏教・道教)、インド系(ヒンドゥー教)の三大住民族が住んでいます。民族ごとに宗教・文化・食物タブーが違うため分かれて住み、多民族の料理は食べないことが多いのです。
 ではイタリアンはどうかというと豚肉を使うとマレー系にはダメですが、サイゼリヤではハラール(イスラム教徒飲食可)メニューで出店しています。
 初日の客層は9割近くが華人ですが、1割以上イスラム教徒のお客もいた感じ。インド系らしき人は見かけませんでした。

店内2
トゥドン(頭巾)姿のイスラム教徒女性
店内3
ドリンクバーのホット物
店内4
ドリンクバーのアイス物

 ドリンクバーは6.9リンギッ(¥276)、国民的飲料MIRO(マレーシアの発音はマイロ)はもあります。
 水は無料のようで Drinking Water の表示。ちなみにマレーシアで売られる水ペットボトルは「ミネラルウォーター」「ドリンキングウォーター」に分けられます。前者はどこぞのありがたい湧き水? で、後者は水源は分からねど飲める水。当然前者は高く後者は安い。

店内5

メニューを拝見

メニュー1
イタリア語で「美味しい食卓」とありました

 メニューを見て???だったのが、どこにもハラールマーク(イスラム教徒飲食可公認マーク)がありません。イスラム教徒がほとんどのマレー系を呼び込むためハラール対応メニューなのでは?
 聞いてみたらハラール認証には営業実績が必要とかで準備中みたい。ちなみにハラール認証は世界共通の物は無く、国ごとに認証されます。隣のラーメン屋のハラールマークがマレーシアの物です。

め2
ハラール承認獲得のお知らせ

 日本でサイゼリヤと言えばワインですが、ハラール仕様なのでありません。左党の人には残念。

メニュー3
オススメ品かな
サラダ、スープ、パン
前菜関係
ピザもいろいろ

 ドリアの項目は BAKEED RICE になっています。ドリアは昭和初期に日本で生まれた和イタリアンなので他の国では通じないかな。

スパゲッティは欠かせない
ドリアとリゾット

 メインディッシュはチキンが中心。マレーシアに多いイスラム教仏教ヒンドゥー教キリスト教のどの食事タブーにも触れない安全メニュー。
 次にビーフが続くのでヒンドゥー教徒には向きませんが、半分ぐらいはヴェジタリアンなのでそもそも来ません。またインド系はキリスト教徒もけっこういて、この人たちは食事タブーはほとんど無し。
 サーモンはマレーシアでも人気ですが高いので、この価格ならお値打ちです。

メインもリーズナブルな価格
メニュー10

 デザートはイタリアン系中心。ひとつだけ MOCHI 入りがありました。KLでも MOCHI系はけっこう人気。
 柚子シャーベットがあったが、さすがに YUZU だけでは説明不足かな。

メニュー11
わらびもちも売られています

 サラダ、ピザ、スパゲッティ、ドリアに共通するのがビーフレンダン入りの物があること。牛肉をスパイスとココナッツミルクで煮込んだマレー料理で、米国CNNの「世界美食ランキング」で1位に選ばれたこともあるマレーシア美味しい物のひとつ。

メニュー12
ビーフレンダンピザ、世界初?
メニュー13
ソーセージはハラール?

 ソーセージ(普通は豚肉で作る)があったので驚いたが、チキンソーセージでした。マレーシアではポピュラーな食材。華人地区では中華ソーセージが売られるが、甘味が強すぎて全然別の物です。

実食しました。

 注文はテーブルにあるQRコードを読み込んでメニューの商品番号を打ち込むだけ。各テーブルに「注文の仕方」カードが置いてあります。

注文1
注文2
注文3
会計はこのバーコードをレジで提示。

 前述したビーフレンダンを加えた物を食べてみたいがピザやスパゲッティでは重いのでサラダを選択。すぐに運ばれてきたサラダの野菜は普通に美味しいし、予想通りレンダンともマッチします。難点はレンダンが冷たかったこと。暑い国なので熱々のレンダンなんてどこでも提供しませんが、冷たいとさすがに硬いな。

レンダン1
ビーフレンダンはせめて常温で出して
レンダン2
パプリカがかけられています

 続いて選んだのがスパゲッティ・カルボナーラ。普通はベーコンかパンチェッタを入れますが、ハラール仕様なのでビーフを使用。パストラミのようなビーフは塩気もあって卵とホワイトソースにも合いました。やや太目のスパゲッティももっちり系で美味。満足のいく一皿です。

スパゲッティ1
ビーフ使用だがなかなか美味
スパゲッティ2
麺の食感は最高

 2皿で終わりにしましたが、実は一番食べたい物がありませんでした。それがこれ。

辛味チキン
辛味チキンです

 サイゼリヤの商品で一番好きなのが辛味チキン(全然辛くないけど)。日本にいた頃 1.5Kg 40ピース入りの冷凍物が発売された時はすぐ買い込んで常備食にしました。一時帰国した時はこれだけ食べに行ったりします。
 サイゼリヤのシンガポール・メニューには載っていたので、よもやこれが外されているとは思いませんでした。
 サイゼリヤは今後マレーシアで100店舗展開構想があるというのでぜひ復活させてほしい。マレーシア人はチキン好きなので絶対うけると思います。

 マレーシア初進出のサイゼリヤでしたが、帰りに別のマレーシア進出日系店を発見。
 カットだけのリーズナブルな散髪が売りの QB HOUSE ができていました。男性35リンギッ(¥1400)なので日本と同じ価格です。
 個人的に進出してほしいのが鶏ガラスープ、京都風醤油ラーメンの来来亭。ここは全国チェーンだけど東北・北海道にはまだ支店が無くて一時帰国でも食べられません。

床屋
これは広がるかな?

 日本と同様、なかなか美味しいのにリーズナブルな価格設定を実現しています。マレーシアも毎年物価が上がっているのでサイゼリヤは魅力的。もっと広まってくれるといいですね。

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